抗肥満薬 ウゴービ

医療用医薬品

製薬大手ノボノルディスクは肥満症治療薬「ウゴービ」が2023年11月22日に薬価収載となり、

2024年2月22日に日本で発売予定。

アジア地域では初めてで、世界では6カ国目となる。

もともと2型糖尿病の治療薬として開発された薬ですが、抗肥満薬として米国など

世界で現在人気を博しており、需要に生産が追い付かない状態。2023年1~9月だけで

日本円で約5千億円を売り上げています。

 

総称名 ウゴービ
一般名 セマグルチド(遺伝子組換え)
製剤名 セマグルチド(遺伝子組換え)
薬効分類名 肥満症治療剤
持続性GLP-1受容体作動薬

効能または効果
肥満症
ただし、高血圧、脂質異常症又は2型糖尿病のいずれかを有し、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られず、以下に該当する場合に限る。
・BMIが27kg/m2以上であり、2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する
・BMIが35kg/m2以上

効能または効果に関連する注意
本剤の適用にあたっては、あらかじめ肥満症治療の基本である食事療法・運動療法を行っても、十分な効果が得られない場合で、薬物治療の対象として適切と判断された患者のみを対象とすること。肥満に関連する健康障害は、臨床試験に組み入れられた患者背景を参考に判断すること。

用法及び用量
通常、成人には、セマグルチド(遺伝子組換え)として0.25mgから投与を開始し、週1回皮下注射する。その後は4週間の間隔で、週1回0.5mg、1.0mg、1.7mg及び2.4mgの順に増量し、以降は2.4mgを週1回皮下注射する。なお、患者の状態に応じて適宜減量する。

日本の患者がウゴービを処方された場合、他の処方薬と同様に大半が3割負担となる。1カ月分の価格は使用開始時の0.25ミリグラムの用量で7504円、2.4ミリグラムで4万2960円の予定。