タンパク質
タンパク質は、アミノ酸が結合してできた高分子化合物です。アミノ酸は20種類あり、そのうち9種類は体内で合成できないため、食事から摂取する必要があります。タンパク質の主な働きは、筋肉や臓器などの組織の構築、酵素やホルモンなどの生理活性物質の合成、免疫機能の維持などです。
タンパク質が豊富な食品には、肉、魚、鶏肉、卵、乳製品、大豆製品、豆類などがあります。
脂質
脂質は、脂肪酸とグリセロールが結合してできた高分子化合物です。脂肪酸は飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸の3種類に分類されます。飽和脂肪酸は多く摂取すると血中コレステロール値を上げる一方で、一価不飽和脂肪酸や多価不飽和脂肪酸は血中コレステロール値を下げる働きがあります。脂質の主な働きは、エネルギーの供給、細胞膜の構成、脂溶性ビタミンの吸収などです。
脂質が豊富な食品には、肉、魚、鶏肉、卵、乳製品、ナッツ、種子、植物油などがあります。
炭水化物
炭水化物は、ブドウ糖、果糖、スクロース、デンプンなどの単糖類や多糖類の総称です。炭水化物の主な働きは、エネルギーの供給、細胞や組織の構成、食物繊維の提供などです。
炭水化物が豊富な食品には、米、パン、麺、いも類、果物、野菜などがあります。
以上、3大栄養素について説明しました。これらの栄養素は、健康的な体を作るためには欠かせません。バランスの良い食事を心がけましょう。