関節があるからこそ、私たちの骨はさまざまに動くことができます。
しかし、残念なことに、関節は炎症や変形などのトラブルを起こしやすい部分でもあります。
関節を侵す慢性疾患のひとつに、関節リウマチがあります。複数の関節に痛みや腫れ、熱感などを引き起こし、日常生活に支障をきたすこともあります。
しかし、心配はいりません。関節のトラブルを予防・管理するためにできることがありますので、一緒に探っていきましょう!
関節と健康管理の重要性は、以下の点にあります。
- 関節の動きを改善し、関節への負担を減らすことで、関節リウマチなどの予防や進行を遅らせることができます。
- 関節以外にも心肺機能や筋力を高めることで、心血管系疾患や2型糖尿病などの生活習慣病を予防したり、生命予後を延ばしたりすることができます。
- 運動や身体活動は精神的な健康にも良い影響を与えることが知られており、ストレスやうつなどを軽減する効果も期待できます。
以上から、関節と健康管理は非常に重要です。具体的な方法としては、
- 日常生活で歩数や身体活動量を増やす
- 定期的に運動プログラムや理学療法に参加する
- 健康的な食事を摂る
- 禁煙する
- 肥満を避ける
などが挙げられます。
関節関連の効果では本サイトのタグでは肌、関節が該当します。以下に順にそれぞれどのような成分や食品があるのかを簡単に説明いたします。
関節
関節も多い機能性の食品の一つです。本サイトでは重複する機能も含めると114品目に関節に関する機能性が表示された食品があります。
成分としてはコラーゲンペプチド、非変性Ⅱ型コラーゲン、グルコサミン、鶏冠由来ヒアルロン酸Na、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンなどがあります。
コラーゲンペプチド
コラーゲンはタンパク質の一種で、骨や軟骨には約20%存在し、関節の中に存在するコラーゲンは外部から与えられる力に抵抗し、クッションのように働きます。しかし加齢とともにコラーゲンは体内で作りだす力が衰えて減っていきます。コラーゲンペプチドはゼラチンを酵素等により加水分解して得られる低分子化された可溶性タンパク質で膝関節の違和感で制限される普段の活動をサポートする機能などが報告されています。
非変性Ⅱ型コラーゲン
コラーゲンはのⅡ型は関節などの軟骨や眼球に含まれており、骨や皮膚に含まれるⅠ型とは異なります。非変性とは熱を加えずに抽出し体内でそのまま吸収されます。膝関節の柔軟性、可動性をサポートすることが報告されています。
グルコサミン
関節軟骨の正常な代謝を促す、ひざ関節の違和感を緩和する、膝関節の可動性(曲げ伸ばし)をサポートし、膝の不快感をやわらげるなどが報告されています。
鶏冠由来ヒアルロン酸Na
ヒアルロン酸はグリコサミノグリカンの一種で、N-アセチルグルコサミンとD-グルクロン酸が交互に結合してできた直鎖状の高分子糖です。抽出法としては鶏冠で膝関節の違和感を和らげるなどが報告されています。
サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン
サケ鼻軟骨由来のプロテイン(たんぱく質)とグリカン(多糖)の複合体で、中心となるコアたんぱく質に多数の糖鎖が結合した構造をしていて、糖鎖と糖鎖の間に水分を保持する働きがあることから保水性に優れているとされています。膝関節の不快感を持つ方の軟骨成分の分解を抑え、関節軟骨の保護に役立ち、膝関節の可動性、日常生活における膝の動き(階段の上り下り、歩く、立ち上がる、落ちたものを拾う、座っている)の改善に役立ち、起床時の膝の違和感を軽減することが報告されています。